レジスタンスを作りたい理由。
参院選が告示され1週間ほど経った。チームみらいのような政党交付金で「永田町にエンジニアチームを作る」と明言している候補者もいれば、参政党のように日々日々ヘイトを垂れ流す候補者もいる。
ベンチャー政党はよく吟味しないといけないのは、90年代の新党ブームのときに日本人は学んでいたはずだが、このありさまだ。
職場で10年後の生徒のことを想像して仕事にあたるように言われた。
僕は10年後のこの国にあまりいい期待をしていない。
歴史は繰り返す。必ずこの国は遠くない未来に<夜>が来る。
来なければ御の字。僕のただの杞憂で済むわけだが、今回の選挙戦を見てもそうは思えない。
僕が仲間づくりを急ぐ理由は、この10年以内に来る<夜>の時代に”ひとりぼっち”になるのが怖いからだ。
独裁政権ができた時のための抵抗勢力を作るとか、そんな威勢のいいものではない。
「レジスタンス」なんて言えばカッコいいが、ただ真夜中にイタ電している”かまってちゃん”とそう大差はない。
一方で市民的抵抗が必要な時代でもある。
令和6年の小中高生の自殺者数は529人。今日もどこかで子どもが自殺しているのだ。
こんな社会がいい社会だとは到底思えない。
一刻も早く知恵と行動を以って、社会課題に対処する市民の協働が急がれるだろう。
ここ10年で技術も凄まじく進歩した。しかし、人間の倫理はその技術に追いついているだろうか。
戦後、80年で科学も社会も大きく変化した。しかし、子どもに対して、その変化を捉えたうえで教育しているだろうか。
「歴史の教訓に学ばない民族は、結局のところ自滅の道を歩むしかない」 – 林えいだい(ルポライター)
テロ、震災、パンデミックと100年前と似たような歴史を人類は歩んでいる。時計の針は確実に一周した。
僕はものすごく怖い。マイノリティーを迫害し、自らの科学技術で同種を殺戮する時代にあと一歩で迫ろうとしているのではないかと。
だからこそ、僕は仲間が欲しい。
ひとりぼっちはつらいから。
2025/07/09 – 暑さのピークを過ぎたであろう昼下がり。